ナポリは16日のセリエＡ第18節で、ボローニャとホームで１−１と引き分けた。先制されたナポリはFWエディンソン・カバーニのゴールで追いついたが、逆転には至らなかった。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、落胆をあらわにしている。

「唯一悔しいのは、開始直後の（マレク・）ハムシクのチャンスが決まらなかったことだ。あれが決まっていれば、我々は違う試合を目にすることになっていただろう。ボローニャは良いプレーをした。うまく我々を抑え、カウンターを仕掛けていたね。もはやサン・パオロに来るチームはどこもこういうプレーをするんだ」

「今夜の我々はキレを欠いていた。あまりに多くの選手が万全の状態じゃなかったんだ。今夜はピッチ状態も助けにならなかった。すぐに均衡を破ることができず、逆に失点をしてしまえば、試合は難しくなるものだ。ボローニャにとってはより簡単だっただろう」

一方、ボローニャのステファノ・ピオリ監督は『スカイ・スポーツ』に対し、「我々は非常にうまくまとまって戦った。ナポリの攻撃には苦しんだが、カウンターを決してやめなかったね」とコメント。また、ハンドでナポリにPKが与えられたことについて、ジャッジへの不満をうかがわせた。

「ルールは明確だ。ハンドでPKになるのは意図的な場合だ。だが、ウチの選手が意図的にボールに触れたとは思わない。ルールが正しく適用されなかったんだよ」