なでしこ澤、アジア人史上初バロンドール受賞なるか…10日未明に発表

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 FIFA(国際サッカー連盟)は現地時間9日(日本時間10日未明)、スイスのチューリッヒで年間表彰式を行う。

 女子FIFAバロンドール部門では、昨夏の女子ワールドカップでなでしこジャパンを優勝に導いた澤穂希が最終候補者としてリスト入りしている。受賞すれば男女通じて、アジア人選手として初の快挙。

 最終候補者は澤に加えて、ブラジル代表のマルタ、アメリカ代表のアビー・ワンバック。強力なライバルたちだが、澤には心強い“前例”がある。

 FIFAバロンドールの前身であるFIFA年間最優秀選手賞の女子部門ができて以降に行われたワールドカップは2003年と2007年の2回。2003年にはビルギット・プリンツ(ドイツ)が、2007年にはマルタが受賞しているが、この2人はいずれも当年のワールドカップで大会MVPと得点王に輝く活躍を見せている。

 澤はなでしこジャパンをドイツ・ワールドカップで優勝に導き、得点王に輝いた。最有力候補として、注目を集めている。

 なお、女子の最優秀監督候補には、なでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督も選出されている。

[写真]=千葉格

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