ナポリのワルテル・マッツァーリ監督が、クラブの公式サイト上で、2011年を振り返るとともに、2012年に向けての意気込みを明かしている。

「我々にとって本当に素晴らしい一年だった2011年が終わる。リーグ戦で３位になり、チャンピオンズリーグ（CL）に出場して、決勝トーナメントへ進出した。我々はあらゆる期待を上回ったんだ。チームとスタッフ、特にクラブに感謝している。クラブはとても真剣に、大変なプロ意識で、重要なプロジェクトを進めているんだ。それに、選手たちも惜しみなく努力してきた。常に試合に出ていた選手も、ドレッシングルームで大きな貢献をしてくれた選手もね」

マンチェスター・シティとの２試合は特に重要な勝負だったが、マッツァーリ監督は一つの例だけを出すことはしたくないと話している。

「一つの試合や一つの勝利、あるいは満足できた瞬間だけを挙げるのは良くないだろう。それよりも、全体的なことを話したい。マンチェスターでの一戦にたどりつくまでにやってきた良いことのすべてを思い出してもらいたいんだ。我々はマンチェスターでの試合で、自分たちが乱入者などではなく、サッカー界のリッチなビッグクラブたちと互角であることを示した。そして、ホームでのマンＣ戦がグループリーグ突破の鍵となったね」

一方、2012年に向けては次のように話している。

「2011年の道のりを続けたい。基準をさらに改善し、リーグ戦でもCLでも、できるだけサポーターを満足させたいね。決勝トーナメント進出というだけで、我々にとっては大きな目標達成だが、我々の哲学は変わっていない。どんな可能性も排除せず、全力を尽くして、できるだけ高い所へ行くというものだ」

「それから、サポーターのことを強調したい。彼らは我々とともに、ナポリ成功の立役者だった。我々の歩みの絶対的な主役だったんだ。彼らには特別な感謝をしなければいけない。サン・パオロでもアウェーゲームでも、彼らはその情熱で常に我々のそばにいてくれた。苦しいときでも決して我々を見捨てなかったんだ。彼らのサポートが大きかったんだよ」