21日、延期分のセリエＡ第１節でジェノアと対戦するナポリ。ワルテル・マッツァーリ監督は前節ローマ戦での敗北からすぐに巻き返すことを求めている。難しい時期にあるナポリにとって、ジェノア戦は非常に重要な試合だ。

「レギュラーに重要な答えを見せてもらいたい。だからこそ、３日感覚ですぐにピッチに立つことはうれしいね。観客のサポートをお願いしたい。難しい試合になるだろうし、我々は歯をくいしばってこの時期を乗り越えなければいけないからだ。たとえばラツィオ戦やローマ戦のように、本来の戦い方ができれば、我々は結果を残せるはずだと思っている」

ナポリはFWエセキエル・ラベッシが離脱した。大きな痛手だ。

「まだ誰を代役とするかは決めていない。彼のケガは不運な時期によるものだ。適切な代役を見つけられると信頼しているよ。いくつか解決策はある。（ゴラン・）パンデフも先週、足にちょっとした問題を抱えた。昨日はうまく歩けなかったんだ。選手と話して判断しなければいけない。それ以外に大きな修正はないだろう。ローマ戦に出場した選手たちのプライドを刺激したいからね」

ここ７試合で勝ち点７しか挙げていないナポリだが、マッツァーリ監督はチームのパフォーマンスを擁護している。

「今は特殊な時期だ。だが、我々は危機にあるわけじゃない。いくつかのジャッジもネガティブな結果に少し影響した。リーグが終わるころには相殺されていることを願う。たとえば、ローマ戦に負けたのは、（エディンソン・）カバーニのゴールが取り消されたことが左右した」

だが、集中力の欠如という欠点が浮き彫りになりつつある。

「守備に関して正しいモチベーションを取り戻さなければいけない。それが意識を高めるんだ。どこが相手でも我々が不利というチャンピオンズリーグの場では、常に正しい謙虚さがあった。だが、欧州の舞台で結果を残したことで、リーグ戦では無意識に少し軽くなってしまったんだ。勝つことではなく、勝ち続けることが難しいんだよ。それが、我々が成し遂げなければならない大きな一歩だ」

最後に、ウニベルシダー・デ・チリFWエドゥアルド・バルガスの獲得について、マッツァーリ監督は次のように話している。

「私にはすでに十分なチームがある。出場機会が少ない選手たちのことを気の毒に思っているよ。もしもバルガスが加わるなら、そのときに私の立場を説明するよ」