「パンデフ・ダルタニアン」を見つけた「マッツァーリ・デュマ」は、FWエディンソン・カバーニ、FWエセキエル・ラベッシ、MFマレク・ハムシクを含めた「四銃士」とともに、欧州の舞台へと臨む。

ナポリは３日、レッチェに４−２と勝利した。今季初となる４得点は偶然ではない。この一週間、ナポリはFWゴラン・パンデフを取り戻した。今の彼はマッツァーリ監督のプレーにとって重要なフィニッシャーとなっている。

この12日間で、ナポリはマンチェスター・シティを２対１で下し、ホームでアタランタと１−１、ユヴェントスと３−３で引き分け、そしてレッチェを沈めた。この連戦の前までゴール不足だと騒がれていたカバーニは、ユヴェントス戦を欠場したにもかかわらず、この間に５ゴールも決めている。パンデフは２得点、ハムシクとラベッシが１得点ずつだ。チャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント進出という歴史的快挙を目指すビジャレアル戦まで３日。励みになる数字だろう。

ワルテル・マッツァーリ監督はついにトリデンテの選択に悩むことができるようになった。指揮官は「競争力のある代役を手に入れるために仕事をしている。ゴランがいれば、攻撃に関しては選べるようになる。負傷者が戻ってくることで、中盤や守備でも同じようになることを願っているよ」と話している。

現時点で、ジェラシーや妬みといった問題が生じることはないようだ。ラベッシは「パンデフがブレイクしてくれて、うれしく思っている。僕らには強い選手が必要なんだ。ビジャレアルでの試合は、今シーズンで最も重要な一戦だからね。そして、そういう試合がこれからたくさんあることを願っている」とコメント。パンデフもまた、「ナポリはリーグ戦で挽回し、CLやコッパ・イタリアでも歩みを続けたいと望んでいる。競争力のあるチームであることが重要なんだ」と語った。

チームはビジャレアル戦に向けて集中している。守備ラインではDFパオロ・カンナヴァーロとDFウーゴ・カンパニャーロが戻ってくるはずだ。一方、MFワルテル・ガルガノのコンディションはチェックが必要で、MFギョクハン・インレルはまだマンＣ戦で受けた打撲から回復していない。

しかし、ストライカーは全員が好調だ。これは最高のスタートとなる。リーグ戦での挽回については、ビジャレアル戦が終わってから考えることだろう。圧倒的に最強のグループと呼ばれたグループＡの終わりに、ヨーロッパリーグ出場権を獲得するだけでは、きつすぎるジャケットを着るようなものだからだ。