ナポリは３日のセリエＡ第14節で、レッチェに４−２とホームで勝利した。セリエＡでの100勝目を飾ったワルテル・マッツァーリ監督は、「簡単ではなかった。レッチェは良いチームで、走るし、苦しめられたよ。だが、我々はうまくやった。（フェデリコ・）フェルナンデスと（イグナシオ）・フィデレフも良かったね。彼らは成長してきている」と語った。

だが、完璧主義者であるマッツァーリ監督は、「ピッチで見た物を考えれば、結果はでき過ぎだ。全体的に成長する必要がある。まだ経験不足が出ているんだ。特に、チームがリードして、勝負を決めようとしているときだね。そこで我々は緩くなり、ボールをうまくコントロールできなくなるんだ。それで難しくなってしまう」ともつけ加えている。

一方で、指揮官は「疲れているというのも事実だ。試合数が多すぎる。すべてのポジションで我々は成長しなければいけない」ともコメント。前線のメンバー選考については、「４人のうち１人を外さなければいけないのは残念だ。全員がほぼ同じレベルにある」と、悩んでいることを明かした。

最後に、チャンピオンズリーグのビジャレアル戦に向け、マッツァーリ監督はこう話している。

「とても満足しているが、喜ぶことはできない。時間がなくて、次の試合のことを考えるんだ。セリエＡ100勝だが、それは私が経験を積んだということで、だからこそ止まってはいけないと言える。ユヴェントス戦では３−１としてから代償を払った。だから、熱意を鎮め、選手たちの集中を保たなければならない」