「起きたことについては、とても申し訳ないと思っている。でも、こういうことはドレッシングルームの中にとどまらなければいけない。５分後にはもう後悔して、みんなに謝罪した」

ローマFWパブロ・オスバルドはチームが敗れた11月25日のウディネーゼ戦で、MFエリック・ラメラと口論し、最後には手を上げてしまった。クラブから処分を科されたのに続き、オスバルドにはテレビ番組「ストリッシャ・ラ・ノティツィア」から、「金のバク賞」も贈られた。世間を賑わすニュースを起こした人物に皮肉を込めて贈られる賞だ。

オスバルドは「エリックはとても素晴らしい男だ。すごく強いヤツだよ」とコメント。「金のバク」にキスをしてから、「すべて終わった。もうこれ以上騒がれることのないように願っている」とつけ加えた。

連日の緊張感を鎮め、ドレッシングルームの冷静とまとまりを取り戻すために、FWフランチェスコ・トッティとFWマルコ・ボッリエッロは、チームメート全員をディナーに連れ、いさかいを起こしたオスバルドとラメラにおごらせている。ディナーにはDFニコラス・ブルディッソも松葉づえをつきながら参加した。

この発案は奏功し、オスバルドとラメラは「本当に仲直りをした」と全員に約束。トッティも「すべて乗り越えた」と“お祝い”の言葉を送った。トッティはローマがヨーロッパリーグ予選で敗退し、セリエＡ開幕戦のカリアリに敗れた序盤戦でも、チームをまとめるためにディナーを企画している。