ナポリは29日、延期分のセリエＡ第11節ユヴェントス戦に臨んだ。３−３で引き分けたワルテル・マッツァーリ監督は、笑顔を浮かべることができていない。

「今日は半分不満だね。前半の我々はスペクタクルだった。だが後半は、あまりに疲労の代償を払うことになったんだ。我々は４試合連続だったんだよ。ペースが落ちたのが分かっただろう。肉体的には厳しかったが、３−１としたときに勝ったと思ったんだけどね」

「勝ったと思ったし、ユヴェントスの同点ゴールはウチのDFのパスが（シモーネ・）ペペにとって好都合になったから、残念だよ。運に関してはすべてがうまくいかなかった。（ゴラン・）パンデフ？　彼はとてもハイレベルな選手だ。適切なコンディションを取り戻す必要があっただけだよ」

一方、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は『スカイ』に対し、「私にとって今日の試合は４−３だった。だが、現時点で順位は重要ではない。最後にどうなっているかを見よう」とコメント。MFマレク・ハムシクのPKが一度決まったものの、主審からやり直しを命じられ、２度目は外れてしまったことについて言及した。

だが、同会長は２得点を挙げたパンデフに賛辞を送っている。

「（エディンソン・）カバーニの欠場は決まっていたことじゃなかった。パンデフはまだフル出場できる状態じゃないが、ああやってゴールを取り戻したことはすごくうれしい。前半を支配しながら、後半は疲れて不注意があったが、パンデフが戻ってきたことにはこの上なく満足している。カバーニがプレーしていたら、彼を“再発見”するのは３、４週間後になっていたかもしれないね」