32日間で９試合。過密日程を迎えるナポリだが、ワルテル・マッツァーリ監督はここがチームの今後にとって重要だと考えている。19日に行われるセリエＡ第12節のラツィオ戦を前に、指揮官は次のように話している。

「最初の総括は、このサイクルが終わるクリスマスにやるよ。我々がチャンピオンズリーグ（CL）を戦うのか、ヨーロッパリーグへ回るのか。そしてリーグ戦ではどれくらいか。それは１カ月後にピッチが教えてくれる」

その第１戦となるのが、本拠地サン・パオロでのラツィオ戦だ。マッツァーリ監督は試合に向けて、「今はリーグ戦に集中しよう。まだ９試合しか終わっておらず、まだ道のりが長いことは分かっている。もちろ、ラツィオ戦は重要な試合だ。だが、決定的というわけじゃない。ここまでホームで４勝しており、絶好調で首位に立つチームに挑戦しよう」と語った。

ラツィオのエディ・レヤ監督はFWミロスラフ・クローゼを欠いている。マッツァーリ監督はレヤ監督について、このように話している。

「エディは真面目なプロフェッショナルで、彼がナポリへ戻るたびに歓迎されることを、私はうれしく思っている。彼はそれに値するんだ。だが、我々も観客のサポートを必要としている。ラツィオは本当に重要なチームで、いない選手の影響も受けないだろう」

「それに、私は（ギョクハン・）インレルと（ブレリム・）ジェマイリ、（ワルテル・）ガルガノの誰を起用するかも検討しなければいけない。明日の試合からユヴェントス戦まで、中盤を使い分けていかなければいけないからだ」

「今回の一戦に向けて準備する時間は少なかった。（エディンソン・）カバーニと（エセキエル・）ラベッシについては、実質的に今週はピッチで見ることができなかった。（マレク・）ハムシクはあらゆる点で好調だよ。彼はこの練習期間を生かし、キレを取り戻した」

ハムシクはラツィオ戦だけではなく、CLマンチェスター・シティ戦でも重要な存在となるだろう。だが、マッツァーリ監督はCLについて話したくないようだ。

「私はラツィオ戦のことを考えている。それだけだ。選手たちも同じだと思う。そうじゃなければ、どれだけのリスクに直面するかを分かっているからね。肉体的にも精神的にも、選手たちはうまくエネルギーをコントロールしなければいけない」