日本時間6日、ウズベキスタンの首都タシュケントでは、サッカーW杯アジア3次予選第2戦=日本代表×ウズベキスタン代表の一戦が行われた。

試合は、前半8分にジェパロフのゴールで先制を許した日本代表が、後半20分に岡崎のゴールで追い付き、引き分けによる勝ち点1を獲得。アウェーの地で苦戦を強いられる格好となったが、サッカー解説者・セルジオ越後氏はどのような所感を持ったか――。

試合前にスターティングメンバーが発表されると、自身のツイッター上では、「スタメンが出たな。北朝鮮戦のスタメンから柏木が外れて、阿部が入った。おそらく阿部はボランチで、長谷部と遠藤が流動的にトップ下のポジションに入る感じになると思う。ウズベキスタンはホームだし、北朝鮮よりは攻撃的にくるだろう。しっかり勝ち点3を取れる相手だと思うよ」と語ったセルジオ氏。サッカーファン恒例となった同氏の代表戦ツイートがこの日もスタートした。

だが、予想外の展開で日本がリードを許して前半を終えると、「1対1は簡単に抜かれる。左サイドはやられすぎ。芝生も深くて暑そうだし、動きは鈍い。ただ、真ん中にシンプルに入れたらチャンスになる。早めに2トップにする選択肢もあるな。阿部を外して、清武を右サイド、岡崎と李の2トップで、中央を厚めにしたらチャンスは増えると思うよ」と打開策をツイートした。

そんな試合後には、“総評ツイート”も行ったセルジオ氏。「試合後思い返せば、結果的に優勝したけど、アジア杯も薄氷を踏む試合が多かった。あのときから質は高まっていないということだよ。清武はリズムを変えたけど、ハーフナーの入った意味はあまり感じられなかったな。もっとシンプルに彼に放り込む意識を持つべきだった」と語り、苦言を忘れなかった。

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