8日、群馬・桐生市内の斎場では、34歳の若さで急逝したサッカー元日本代表・松田直樹さんの通夜が営まれ、松田さんの家族や友人、共に切磋琢磨を続けてきた戦友やファン、関係者ら約2000人が参列し、故人の早すぎる死を悼んだ。

だが、その模様を中継したフジテレビ「FNNスーパーニュース」では、あろうことか、現地に赴いた梅津弥英子アナウンサーが笑顔でスタッフと談笑するシーンがカメラとマイクに拾われてしまった。

中継では、松田さんの母・正恵さんが、マリノスサポーター&松本山雅サポーターに向け、それぞれ感謝を込めて作成したというポストカードを紹介した梅津アナ。その後、中村俊輔がマスコミに向けコメントする場面に映像が切り替わり、再びカメラが梅津アナを映し出した瞬間、「入ってないの?うっそーん」と笑顔でスタッフと話している様子が電波に乗ってしまった。

これに気付いた梅津アナは、すぐさま「あっ、大変失礼致しました」と言いかけたが、いい終わる前には、次の場面に映像が切り替わってしまうというお粗末ぶり。

放送事故により、意図せず現場のやり取りが映ってしまったとはいえ、緊張感なく笑顔でおどける様子を露呈した梅津アナには、ネット上でも、「なぜ人の不幸を笑うのか。通夜で笑ってスタンバイなんて最低」、「しかしフジはわざとなのか社員の質が悪くなってるのかわからんな」、「きっとアナもスタッフも軽口の飛び交う笑い声に溢れた楽しい撮影現場だったんだろうね…若くして亡くなったお通夜の会場で」、「こいつらカメラが回ってないところではこんなもんだろ」、「フジというかこのリポーターはプロ意識も人としての倫理感がないんだね」といった怒りのコメントが次々と寄せられた。