MFヴェスレイ・スナイデルを売却することになった場合、インテルは2つのプロジェクトを掘り下げていくことになる。まずは、レアル・マドリーMFカカーの獲得(これにはDFマイコンのレアル移籍も含まれる可能性がある)。そして2つ目が、アーセナルMFサミル・ナスリへの関心だ。同選手とアーセナルの契約は2012年までで、評価額は1200〜1500万ユーロ(約14億〜17億3000万円)となっている。

一方、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、インテルのターゲットには同じアーセナルのMFセスク・ファブレガスも含まれるという。マッシモ・モラッティ会長が同選手の去就に大きな注意を払っているそうだ。インテルはセスク獲得の可能性があるか、調査しているという。

アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、今週半ばにナスリに対し、契約延長をオファーすると見られている。アーセナルは来年、フリーで手放すことになるのを避けたいと望んでいる。英紙『ミラー』電子版は、「ナスリがアーセナルとの契約を延長へ」と報じた。

一方で、バイエルン・ミュンヘンがナスリの獲得に動き出しているという。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、インテルと、多くのクラブが関心を寄せているナスリ。スペインにも同選手を称賛する声はあり、激しい争奪戦が始まることになりそうだ。

なお、スペイン『スポルト』は、アーセナルがセスクに対するバルセロナからのオファーを断ったと伝えている。バルセロナは3400万ユーロ(約40億円)にFWボージャン・クルキッチかMFチアゴ・アルカンタラを加える条件でオファーしたそうだ。だが、アーセナルはセスクを4500万ユーロ(約52億円)と評価し、代替選手を織り込むことは望んでいないとされている。