1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
横浜 0 0 0 1 0 0 0 1 0 2
西武 2 0 1 0 0 0 2 0 X 5

責任投手/本塁打
勝利投手 [ 西武 ] 石井一(2勝1敗0S)
敗戦投手 [ 横浜 ] 山本(2勝4敗0S)
セーブ [ 西武 ] 岡本篤(0勝0敗3S)
本塁打
[ 横浜 ]
[ 西武 ] 中島 4号(1回裏2ラン)

監督が無能では勝てるはずがないという象徴的な出来事が七回にあった。
二死から藤田が左前打で出塁すると、尾花監督は打率.197という貧打の細山田に代えて森本を送る。
森本はここ五試合の打率が.143という大スランプの打者である。要するに打てない打者に代えて不調な打者を打席に送っただけで、まるで代打の意味を成していない。
それどころか、主力捕手を代えた代償として、裏の攻撃で追加点を獲られてしまうのだから、逆わらしべ長者のようなバカバカしさである。
監督が動くたびにチームの利益が失われていくのだから、ベンチ内に敵がいるようなものだ。

なぜこのようなことが起こるのかといえば、本来ならファームで三割以上をマークしている北や、打率は低いものの本塁打の量産体制に入った筒香あたりを上げなければいけないのに、尾花監督が右利きであることだけにこだわって、井手や山崎を昇格させてしまうからだ。

おまけに調子を崩している吉村も漫然と使い続けている。
ハーパーやスレッジは少々調子が落ちたからといって外すわけにはいかないが、吉村はまだそれほどの選手ではなく、どんどん入れ替えればいいのだが、尾花監督はただひたすら右の強打者が現れることを願って神頼みをしている状況だ。
監督が現実的な手を打たず、選手の調子が上がるのを待っているだけでは、シーズンなんてあっという間に終わってしまうだろう。

オーナーはどれだけ負けようが「何の問題もない」と言い、球団社長は「これからもダブルタカオでやっていく」と一人はしゃぐ。
問題意識がないのだから解決策もない。
果たしてこんなチームに買い手がつくのだろうか。