「今季のインテルはユヴェントスより強いことを示してきた。だが、すべての試合にそれぞれのストーリーがあるものだ」

ユヴェントスは16日、セリエA第34節でインテルと敵地サン・シーロで対戦する。ユーヴェのアルベルト・ザッケローニ監督は、チームが素晴らしい試合の主役になれると確信を抱いているようだ。“カルチョーポリ(カルチョ・スキャンダル)”の裁判もあって、サポーターはこの一戦を待ち望んでいる。だが、ザッケローニ監督が考えているのは順位のことだけだ。15日に前日会見に応じた同監督は、「我々が心配しているのは、チャンピオンズリーグに出場するための勝ち点を獲得することだけだ。それ以外はあまり重要ではない」と話している。

「明日の試合では、非常に堅固なユヴェントスを見たいと思っている。この数週間は良いシグナルがあった。サン・シーロではベストのユーヴェを目にしたいね。我々とインテルの違い? 私がここに就任してから、インテルとユーヴェが獲得した勝ち点は同じだ。両チームとも追いかけなければいけない立場にあり、勝ち点を必要としている。明日のメンバーは、どの選手を起用できるかに応じて決定する。常に同じ選手たちを疲れさせることのないようにね」

「出場メンバーを決めるのは明日だ。選手たちのコンディションをチェックしなければならない。ジエゴも含め、全員に言えることだ。適応しなければいけない選手は、常に1、2人はいるものだよ。(ジョナタン・)ゼビナ? 昨日は早めに練習を終わらせている。彼についてはしっかり管理したい。常に試合に出ることには慣れていないんだ。今はすべての選手たちが、プラスの何かを出そうとしている。なぜこれまではそれをできなかったか? ベストコンディションじゃない状態で試合に出なければいけないことが何度もあったんだ」

「インテル? リーグ戦かCLかで選ぶことはないだろう。普通はこういう状況だと、どちらかを選ぶものだが、彼らは両方のコンペティションで突き進もうとする。調子を落としているとも思うわない。おそらく、緊張感の低下はいくらかあっただろうが、常に高い集中力を維持することは簡単じゃないんだ。スクデット争いに関しては、3チームのレースだと思う」

「相手の名前を考えるのはやめよう。ビッグクラブとの対戦はいつだって刺激的だが、自分たちはただ勝ち点を獲得しなければいけないだけなんだ。それ以外は重要ではない。(ユヴェントスが)はく奪されたスクデットもね。選手たちは順位のことだけを考えていると思う。明日は我々にとってチャンスなんだ。それを生かさなければいけない。ナポリでの(カルチョーポリの)裁判? 部分的に追っているが、ユーヴェのことを考えていたい。このチームに再建が必要か? 私は今のことを考えている。未来を計画するのは私の任務じゃない。ユーヴェは長期的に、インテルと渡り合える組織を持っている。違いは健康面にあったんだ」