映画版『キャプテン・ハーロック』を米人記者が絶賛

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Lewis Wallace


Photo: Jean-Charles van Heurck

この画像は『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』(SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK)の主人公、キャプテン・ハーロックだ。2012年公開予定のCGアニメ映画の宣伝ポスターに登場している。

この画像は、3月25日〜28日に開催された『東京国際アニメフェア2010』で撮影されたもの。今回のフェアでは90秒間のパイロット映像が公開され、その感想とともに、われわれのもとに送られてきた。

アクション満載の映像は「本当に素晴らしかった」と、カメラマンのJean-Charles van Heurck氏はWired.comへのメールに書いている。「スモーク効果がふんだんに使用され、照明効果なども満載だった」

キャプテン・ハーロックは、アニメ界の伝説的人物松本零士氏[リンク先は英語版Wikipedia]が生み出したキャラクターだ。パイロット映像には、素晴らしいデザインの数々の宇宙船と「ファンタスチックな武器」も登場したと、van Heurck氏は報告している。「本当に印象的でアグレッシブな映像だった」。

パイロット映像には、キャプテンハーロックの鳥である「トリさん」と、有紀蛍(ゆうきけい)も登場している。「CGになった彼女は、とにかく……すごくセクシーだ」とvan Heurck氏は語っている。

『キャプテン・ハーロック』のCGアニメ映画は、東映アニメーションが2012年に公開予定だ。

[『キャプテン・ハーロック』の新作映画は3Dも含む作品で、『大空魔竜ガイキング』と共に制作予定で(制作開始は2011年から)、制作費はそれぞれ数十億円規模。欧米やアジアでの劇場公開を予定している。

元々のアニメ番組は、米国では1984年に『Captain Harlock and the Queen of 1.000 Years』と題されて、同じ作者原作のテレビアニメ『新竹取物語 1000年女王』と一緒に再編集された65話が放送されたが、視聴率では苦戦したという。一方、ヨーロッパではカルト的人気となった。フランスではハーロックの名をアルバトールに変えて『Capitaine Albator』として放映され(1978年)、同国には「アルバトール世代」という言葉もある。イタリアでも人気となった。ラテンアメリカでは『Capitan Raymar』という名前で1980年代に放送された]

WIRED NEWS 原文(English)

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