インテルに所属するブラジル代表GKジュリオ・セーザルは、ここしばらく、マンチェスター・ユナイテッドなどからの関心が騒がれていた。しかし10日、同選手はクラブとの契約を2014年まで延長。35歳までの契約をインテルと結んだことで、これまでの噂に終止符を打った。

その想いをジュリオ・セーザルが語っている。

「3つの理由があって、この契約延長を希望していたんだ。まずはミラノの街だ。ビーチを除けば、ここには望むもののすべてがある。そして僕はインテルで成長し、インテルとともに成長した。クラブはこれまでの働きによる収穫を始めたんだ。僕たちは勝利を収めた。でも、まだ勝つことができるよ。チャンピオンズリーグ優勝以上のモチベーションはないね」

マンチェスター・ユナイテッド移籍の噂については、次のように返答している。

「一つのクラブのことに好感を持っているということが、そのクラブと交渉しているという意味にはならない。僕はここしばらく、インテルと契約延長について話していた。インターネットが間違ったことを言っていると思ったけど、今はそれが実際に間違いになったね。(これまでにインテルを出る可能性は)考えたこともなかったよ」

続いては、今シーズンのパフォーマンスについて言及。昨シーズンほどの驚異的なプレーはまだ見せていないジュリオ・セーザルは、こう説明した。

「まずは、確かなレベルに達すると、周囲の期待は常に高くなるんだ。それについては過去にもあったし、準備はできているよ。そして次に、契約延長前にリラックスできない感じはあった。平静ではあったけどね。こういったことは良くない時期だ。今はより優れたジュリオ・セーザルを見せたいと思っているよ」

「カターニア戦と先週日曜日の(ローマ戦、ミルコ・)ヴチニッチのシュートは失敗したね。あれは完璧なミスというわけじゃないけど、もっとうまく対処することができたと思う」

昨季までのチームメイトであるバルセロナFWズラタン・イブラヒモビッチと、昨季のバルセロナ三冠の原動力になったFWリオネル・メッシ。彼がより研究しているアタッカーはどちらなのだろうか。

「イブラのことは十分に知っていると言えるけど、メッシはまだ2、3回の対戦しかない。ただ、何を研究すればいいんだい? 彼らはひらめきで何かを生み出す選手たちなんだ」

そして、インテルとの契約が満了を迎えたら何をするのか尋ねてみた。

「35歳くらいだから、まだおそらくはセーブできるだろう。あと数年はプレーしたいと思っているんじゃないかな。でも、そんな先のことは、まだ考えてないよ」