カップルに忍び寄る「7月危機」!賞与が減ると離活妻と独身男が増える理由
いつものように自宅マンションのドアを開けると、なぜか部屋は明かりもなく真っ暗闇だった。江藤まさるさん(仮名)は首を傾げた。ふだんなら、パジャマ姿の幼い娘が「おかえりなさーい!」と出迎えてくれるはずだ。
「おかしいな。コンビニにでも行っているのかな」
テーブルに並んでいるはずの夕食のおかずはない。炊飯ジャーもからっぽだ。
何かがおかしい――江藤さんは、ふと思いついて夫婦共用のウォークインクローゼットへと走った。やっぱりだ。思った通り、妻の服があらかた消えている。アクセサリー類もない。ドレッサーの引き出しにあったはずの通帳もなくなっているし、洗面所に並んでいた化粧道具一式もない。子どもの服や、幼稚園のカバンもなくなっている。
床に転がっていたぬいぐるみを抱き抱え、江藤さんはよろよろと座り込んだ。妻は娘を連れ、出て行ってしまったのだ。
夫の賞与カットで離婚を決断する妻も…
「実をいうと、原因は賞与のカットなんです」
こう話すのは、離婚や家庭問題のカウンセリングをおこなう「離婚110番」の代表・澁川良幸さん。冒頭の例のように妻に夜逃げされた夫が、最近では毎週のように駈け込んでくるという。
「賞与が減ると、離婚が増える」
これが澁川さんの分析だ。
続きはこちら(ダイヤモンドオンラインへの会員登録が必要な場合があります)
■関連記事
・こんな「再活男」はイヤだ!婚活ブームで加速する「離婚と再婚のスパイラル」
・“不仲夫婦”の妻には、メタボ多し? 「不幸な結婚生活は、寿命を縮める」というリスク
・不況で急増?夫を恐怖政治で支配する「DV妻」、操られる「リモ婚夫」
・「派遣切り」「産休切り」で増殖!?若さと美貌でエリート男性を狙う「婚活姫」たち
・子どもをたくさん作る男はカッコいい