クラブ最古参で主将のハビエル・サネッティが英メディアの取材に答えて、インテルについて、思いの丈を語った。

「これまでにもさまざまな状況を経験している。いいときも悪いときもね。だが、僕が唯一考えてきたことはチームとファンのために常に最善を尽くすことなんだ。一番大事なことは、ピッチの中でも外でもリスペクトされるような存在であることだと思っている」

 今季から指揮を執るジョゼ・モウリーニョ監督について。
「監督はすばらしい経験を持っているし、この大会(チャンピオンズリーグ)についてもよく知っている。ファイナルまで行きたいと思っているが、まだその話をするのは早いだろう。難しく複雑な大会だからね。でも、僕らには最後まで行く条件がそろっていると思うよ。モウリーニョはすでにチームに彼の印をつけている。どんな監督にもその人なりのサッカー観があり、もちろん彼もそうだ」

 今シーズンのセリエAについて。
「バランスがとれているね。最後まで拮抗した戦いになるだろう。僕らは6ポイントリードしているが、それはたいしたことじゃない。まだまだ試合はたくさん残っているし、最後まで気の抜けない戦いが続くだろう。1試合ごと確実にやって、取りこぼしをしないようにしないといけない」

 モウリーニョ監督との確執が噂される18歳のマリオ・バロテッリについて。
「彼はとても若い。あの年齢で波があるのはふつうのことだよ。僕らはみんな経験している。彼はこれからも一生懸命に練習して、出場したらいいプレーをすることだ。そうすれば、彼は自分の価値を示すことができるだろう。彼には成功する力がある」

 最後に毎試合いいプレーをするためのモチベーションについて。
「試合前、インテルのユニフォームに袖を通すたびに、自然とやる気がわいてくる。なぜなら、自分が偉大なチーム、偉大なクラブに属していて、そのためには全力を尽くさないといけないと理解するからだ」