フィオレンティーナからローマへの移籍が取り沙汰されていたルーマニア代表のアドリアン・ムトゥ。フィオレンティーナのコリヴィーノGMが、そろそろクラブとしても彼の年齢を気にしなければならないこと、またフィオレンティーナでプレーすることを心から望んでいない人間は出て行って構わないと発言したことから、移籍成立は時間の問題とまで言われていたが、デッラ・バッレ会長とムテゥが1対1で話し合った結果、ムトゥはチームに残留することになった。デッラ・バッレ会長の強い留意によるものと見られている。

 会長に残って欲しいと要望されれば、選手は意気に感じるもの。一件落着といったところだが、チームは同時に将来に向けて才能ある若手FW選手を獲得していることから、ムトゥの価値が高いうちに、時がくればチームは彼を放出するだろう、とも言われている。