ソフトバンクは2007年3月6日、同社が不適切な会計処理を行っているとのレポートと新聞記事に関して損害賠償などを求めると発表した。
同社が問題にしているのは、カリヨン証券会社東京支店のアナリストが執筆した2月27日付けアナリストレポートと、それをもとに英フィナンシャル・タイムズ3月1日付けに掲載された記事で、ソフトバンクが連結範囲の変更に伴って負債隠しなどを行ったとしている。同社では、

「当社に対する悪意のある極めて悪質なレポートおよび報道であり、市場で当社の信頼を損なうもの」

とし、関係当事者に対して、訂正と損害賠償を求めるなどの法的措置をとることを決めた。