マンチェスター・ユナイテッドがバルセロナのMFチャビ(26)に興味を持っていることはすでに報じられているが、そのマンチェスター・UにFWクリスティアーノ・ロナウド(24)とチャビとの交換トレードを受け入れる準備があると11日付けの英紙‘デイリー・ミラー’が伝えている。もちろんマンチェスター・Uは、クリスティアーノ・ロナウドを手放したくないとしており、金銭面でのチャビ獲得を狙っているが、交換トレードというオプションも視野に入れていると同紙は報じている。

 プレーを組み立てる‘オーガナイザー’としてチャビを高く評価しているマンチェスター・Uのアレックス・ファーガソン監督は、来シーズンに向けてチャビをリストアップしているという。しかし、バルセロナと2010年までの契約を結んでいるチャビは、その違約金も6000万ユーロ(約93億円)に設定されており、マンチェスター・Uが金銭でチャビ獲得を狙うのは厳しい状況だ。しかし、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が来シーズンに向けてクリスティアーノ・ロナウドの獲得を狙っているという噂も出ていることから、マンチェスター・Uがオプションの一つとしてチャビとクリスティアーノ・ロナウドの交換トレードも検討していると言われている。

 一方、バルセロナのフランク・ライカールト監督にとってクリスティアーノ・ロナウド獲得は最優先ではないようだ。来シーズンの補強に向けてラポルタ会長が獲得を狙う1人とされているクリスティアーノ・ロナウドについての意見を求められた際にも、

「今の我々を見つめ、どう向上していくかを考える必要がある」と前置きした後、「彼は好きなタイプの選手だ。しかし、今のところ私のプランには入っていないし、まだ現実性を帯びていない」とコメントするに留めている。

 まだまだ噂の域を出ないこの交換トレード説。実現となれば大型トレードとなるが・・・。両クラブの思惑がどう絡んでいくのか、その動きに注目が集まることになるだろう。

(スペイン通信)