羽生結弦バスツアー中止の措置で“ファンの無念”の矛先が向かったのは?

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「いい席はチケットがなかなか取れないので、奮発してツアーに申し込んだファンのことを第一に考えてない処置だと言わざるを得ません」(女性誌ライター)

 そんなブーイングを多く受けたのは…。

 6月7日〜9日に神戸ワールド記念ホールで開催されるアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」は、フィギュアスケート男子で冬季五輪を2連覇した羽生結弦選手が出演することが話題に。チケット争奪戦とのことで、神戸新聞旅行社は、4月からバスツアー参加の受け付けを開始していたが、5月9日に羽生選手の出演が決定するとすぐにホームページにアップしたという。ところが…。

「これがフライング掲載だったんです。情報解禁日よりも早く出してしまったことで、主催者側が激怒、神戸新聞旅行社側は指摘を受けてすぐに記載を削除したのですが手遅れでした。主催者側は同社へのチケット発券を停止する処分と発表。確かに代理店側のイージーなミスです。とはいえ、すでにツアーには90名もの申し込みがあったようです。そういった人たちの中には、羽生選手が出演しそうだと先読みして申し込んでいたり、チケット争奪戦ではいつも取れないからと有休を取ってツアーに申し込んでいたという女性ファンもいるそうです。しかし、発券停止によって全員キャンセル。事情の説明とともに料金全額プラス、5000円の商品券が送付されたようですが…。この騒動の一番の被害者は主催者でも代理店でもなくて、楽しみにしていた“ツアーに申し込んだファンなのでは?”とブーイングが出ましたね」(前出・女性誌ライター)

 SNS上では、ミスをした代理店以上に、主催者が“上から目線”であると嫌悪感を抱く人が続出しているようだ。もっとも、人為的ミスに対して主催者として厳正な対処をしたわけだが「儲けが出ないようにするとか、次から取り引きしないという制裁をして今回は発券だけはするべきでは?」「羽生選手だからといって腫れ物に触る感じ」「羽生選手はそんな処分望んでないと思う」「行けなくなって涙が出てきて手が震えちゃいました」とショックを隠せないことをツイートした女性ファンもいる。

 チケットはかなり後方の席なら入手はまだ可能なのだそうだが、それでも「少しでも近くでユズくんを見たい」とツアーを楽しみにしていたファンの希望は打ち砕かれてしまった。なんとかならないものだろうか。

(塚田ちひろ)