元阪神タイガースの掛布雅之氏

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元阪神タイガースの掛布雅之氏が、3日の都内で行われた、プロ野球BCリーグの応援番組「Dreamers」のPRイベントに出席した。

この番組は、プロ野球独立リーグ「ルートイン BCリーグ」全11球団の中から未来のスター候補選手を探し出し、来る10月のドラフト会議までを追いかけるドキュメンタリーだ。

現在のところ、出演するプロ野球OBは、掛布氏のほか、川相昌弘氏(元巨人→中日)、田尾安志氏(元中日→西武→阪神)、川口和久氏(元広島→巨人)、ギャオス内藤(元ヤクルト→ロッテ→中日)、嶋田信敏氏(元日本ハム)、古木克明氏(元DeNA→オリックス→ハワイ・スターズ)、新谷博(元西武→日本ハム)らの面々。

なお、会場には川相氏と田尾氏も出席しており、番組上で実施される"選手発掘"についてコメントした。

▼ プロ野球BCリーグ・応援番組「Dreamers」PRイベントより

(左から)掛布雅之氏、川相昌弘




川相氏に、その着眼点を質問すると「僕自身は、守備が特長で1軍に上がれたので、守備力を重視したい」と回答。「探したいのは内野手で、守備力の高さをチェックします。強肩であることが魅力的に映りますが、僕はスローイングがしっかりしている選手を見極めたい。あとは、僕よりも足が速い選手だと完璧ですね」と具体例を示した。

続けて答えてくれた田尾氏は「トライアウトを見させてもらったところ、基本が出来ていない選手が多いと感じた。川相さんが言うスローイング、キャッチボールもまとも出来ていなかったりする。そんなところで足の運び方を教えることで一気に伸びたりする。基本を知らないままプレーをしている選手がいるので、そこをクリアして一気に成長できそうな選手を探したい」と現段階の考えを話した。

最後に口を開いたのは掛布氏で「僕は、田尾さんと反対のことを言ってしまうかもしれない」と話し始めた。

今のドラフト会議の傾向もイメージしながら「打って、守って、走れてという三拍子は当然で、さらに4拍子も5拍子を持つ選手たちに評価が集まっている。そんなレベルの高い選手を球団が欲しがっている。かつて、私たちの時代は、荒削りの選手…どこまで投げられて、どこまで飛ばす、どこまで速く投げれるか…そういう個性にも目を向けていた。なので、僕はBCリーグの荒削りな選手、一人でも多く、特長のある選手を見つけたいと思っています」と三者三様の考えを表していた。

BCリーグの応援番組「Dreamers」の初回放送は、「開幕直前スペシャル」と題して、本日3日・よる20時からライブ配信。視聴にあたっては、ライブ配信アプリ「KIZUNA LIVE」を事前にインストール、簡単なユーザー登録を済ませる必要がある。

■関連リンク
BCリーグ・応援番組「Dreamers 〜夢を追いかける男達〜」 - 案内WEBページ