9to5Macより

Apple純正の通話アプリ「FaceTime」において、“着信を受けなくても音声や映像が送信されてしまう”という、大きなプライバシー問題を引き起こしかねないバグが発生し、ソーシャルメディアに広く拡散されている。

Appleの情報を中心とした米ニュースサイト「9to5Mac」によると、FaceTimeを使ってかけられた電話は、着信側が受け入れるか拒否するまでの間、何もしなくても音声を聞かれてしまう可能性があるという。この症状は、iOS 12.1以降のiPhone XからiPhone XRを呼び出すことで再現可能で、その手順も同メディアに紹介されている。


「9to5Mac」より(※Google ChromeによるWeb翻訳)

また、BuzzFeed Newsによると、iPhone XからiPhone 8を呼び出したときにもマイクからの音声を聞くことができ、さらに、通話の受信者が音量を下げるボタンを押すと、受信者側が通話に応答していない場合でもiPhone 8の前面カメラからの映像がiPhone Xに送信されることがあるという。

この問題は、Apple側も既に把握済みで「今週末のソフトウェアアップデートで修正する」との声明を発表している。これらの症状は、iOS/macOSの設定でFaceTimeを無効にしておくことで回避可能とのことなので、問題が解決されるまでは、以下の手順で無効化しておくことをお勧めしたい。

【iPhone・iPadでFaceTimeを無効にする手順】
・設定アプリケーションを開く
・下にスクロールしてFaceTimeアイコンを表示
・トグルをグレーに切り替える

【Mac上でFaceTimeを無効にする手順】
・Mac上でFaceTimeアプリを開く
・メニューバーの「FaceTime」をクリック
・「FaceTimeをオフにする」をクリック

「9to5Mac」
URL:https://9to5mac.com/2019/01/28/facetime-bug-hear-audio/
「BuzzFeed News」
URL:https://www.buzzfeednews.com/article/nicolenguyen/facetime-bug-iphone
2019/1/29