iOS12時代でもiPhone 5s /iPhone SEは現役だ! アップルWWDCでの最大の朗報

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アップルの開発者向けイベント「WWDC 2018」が6月4日(日本時間6月5日)に開催されました。アップルと言えば、新製品の事前リークがほとんどなく、発表会にてサプライズ発表するのが常になっています。今回の「WWDC 2018」でも、何か発表されるのではないか、とアップルユーザー間で盛り上がっていました。

事前に予想されていた新機種としては、
・ベゼルレスなiPad Pro
・新型MacBook Pro
・新型AirPods
・iPhone SE2
・ベゼルレスなApple Watch
などが上がっており、発表会が始まるのを心待ちにしていたユーザーも多くいました。

しかしながら、いざ蓋を開けてみると、新機種の発表は一切なし。

発表は、次期OSバージョンの新機能メインでした。
・iOS12は、アニ文字がつくれるMemoji
・watchOS 5は、トランシーバー機能が追加
・macOS 10.14は、ダークモード追加、
・Apple TV 4Kのドルビーアトモス対応
と、多くの発表がありましたが、ハードウェアの発表がないことは残念でした。

しかし、実は朗報もあります。iOS12のアップデート対象機種が、
現在利用しているiOS11対象機種と同じだということです。

つまりiOS12は、iPhone 5S以降の機種で動くことが保証されたのです。
現在のOSは、アップデートの度に、古い機種から順次、対象から外れていきます。
今回のiOS12では、アップデートの対象機種がiPhone 6以降となり、
小型モデルで人気のiPhone 5sやiPhone SEが対象外になってしまうかも?
といった心配もありまた。

しかし今回の発表によって、現在iOS11対応の機種である、iPhone 5s、iPhone SEも、そのままiOS12で利用できるので、まだ長く現役をというわけです。

さらに、iOS12では、旧機種の速度アップがあるそうです。

iPhone 6 Plusでアプリ起動は40%高速化するということですので、iPhone 5s、iPhone SEもOS12にアップデートにより快適に使えそうです。
バッテリー劣化で速度規制をかけていたアップルとしては、このiOS12で汚名返上というところでしょう。

今回のWWDCで新機種が発表されなかった分、毎年秋に発表される新型iPhoneへの期待感はさらに高まっていくでしょう。廉価版、ディスプレイ大型化、ノッチを全機種搭載など、今から様々な噂が上がっています。

それとは別に、iOS12アップデートによる旧機種の機能アップで楽しみながら、新機種の発表を待ちたいと思います。


伊藤浩一