液晶付き本体とキャタピラー付き車体を自由に組み合わせて遊び感覚でプログラミングが学べる知育キット「Codey Rocky」
現代ではデジタル技術の発達によって、世界的にプログラミング教育の重要性が認識されつつありますが、大人でもつまづく人の多いプログラミングを子どもに学習させるのはなかなか難しいもの。「Codey Rocky」は、子どもが自由に遊ぶことを通して自らプログラミングの基礎を学習できる、かわいらしいおもちゃのような外見のキットになっています。
codeyrocky
http://codeyrocky.makeblock.com/en/
Codey Rocky: Your new coding companion by Makeblock
これが「Codey Rocky」。ディスプレイの付いたミニカーっぽい形をしています。
「Codey Rocky」はディスプレイが付いた「Codey」と、車輪が付いた台座の「Rocky」の2つが組み合わさったものです。
「Codey」はそれ単体でリモコンのように持ち運びができ、「Codey」自体に10以上のモジュールを搭載しています。
「Codey」のモジュールはプログラミング制御が可能で、子どもたちはPCでプログラミングを作って「Codey」を操作できます。
「Rocky」は「Codey」と接続できる車で、「Codey」をのせて走り回ることが可能。
「Codey Rocky」にはPC上で簡単にプログラミングできるグラフィカルツールが付属しています。子どもたちはグラフィカルツールを使うことで、複雑なプログラミング言語を学ぶことなく、ドラッグ＆ドロップで直感的にコードを作成できます。
子どもたちは自由な発想で「Codey Rocky」のさまざまな使い方を生み出します。たとえばデイビッド君は、「Codey」をゲームのコントローラーにしました。
「Codey」には6軸ジャイロスコープが搭載されているため、傾きによってゲームの操作が可能。
マイク君は「Codey」を「Codey」を植物プランターの湿度計測器にしました。
水が足りなくなったら音を発するので、それに応じて水やりを行います。
ジェシカさんは障害物をよけて動くようにコードを作成。
机から落ちそうになっても、センサーが反応して踏みとどまります。
他にも、レゴで作った台車を引っ張ったり……
音楽を鳴らしたりすることも可能。
「Codey Rocky」で遊ぶことを通して、子どもたちはプログラミングに必要な論理的思考・創造力に加えて、AIとIoTの基礎まで学ぶことができます。
また、実用的なコードの学習に進むときも「Codey Rocky」がサポートしてくれます。最初はドラッグ＆ドロップでプログラミングという行為になれた後、ワンクリックでPythonコードを表示させ、Pythonコードがどのブロックに対応しているのかをチェックできるとのこと。
「Codey」は顔認識機能や音声認識機能を備えており、これらの機能を通してAIの学習も可能。
「Codey」に搭載されているモジュールは赤外線受信機・ギア・6軸ジャイロスコープ・スピーカー・ボタン・LEDディスプレイ・色センサー・光センサー・音センサーなどがあります。
オプションのBluetoothドングルを使用することで、PCからワイヤレスで簡単に作成したプログラムを送信可能となっています。
「Codey Rocky」プロジェクトは現在クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額として10万ドル(約1100万円)が掲げられていたところ、記事作成時点で既にそれを上回る13万5000ドル(約1400万円)以上が集まっています。「Codey Rocky」プロジェクトでは、49ドル(約5400円)の出資で「Codey」のみ1個が日本への送料17ドル(約1800円)で入手可能。79ドル(約8700円)の出資で「Codey」と「Rocky」のセット1つが日本への送料20ドル(約2200円)で入手可能。また、94ドル(約1万400円)の出資で「Codey」と「Rocky」のセット1個と、オプションのBloutoothドングル1個のセットが、日本への送料20ドル(約2200円)で入手可能。いずれのリワードも発送予定は2018年4月となっています。
なお、「Codey Rocky」への出資期限は日本時間で 2018年1月27日(土)17時27分です。
Codey Rocky: Your new coding companion by Makeblock - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1818505613/codey-rocky-your-new-coding-companion
