吉田の背後から飛び込み、2点目をマークした岡崎。日本人対決は結果も含めて、後者に軍配が上がった。 (C) REUTERS/AFLO

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 現地時間12月13日に行なわれたプレミアリーグ17節のサウサンプトン対レスター・シティは、4-1でアウェーチームが勝利してリーグ4連勝を飾った。
 
 日本のファンにとって大注目だったのが、吉田麻也岡崎慎司による日本人対決。この両雄が揃ってピッチに立つのは、3-0でサウサンプトンが快勝した昨シーズンのプレミアリーグ22節以来2度目だ。今回の対戦は結果と内容の両面で、後者に軍配が上がったと見るべきだろう。
 
 3戦ぶりの先発となった岡崎は、まず32分にセットプレーのこぼれ球に反応して1点目。69分にもジェイミー・ヴァーディーのピンポイントクロスに合わせて、プレミア移籍後初となる1試合2ゴールをマークし、シーズン最多の6点目に到達した。
 
 さらに岡崎の貢献は攻撃だけに留まらない。中盤まで下がって相手のボールホルダーにプレスバックして何度もボールを奪取。そこからカウンターの起点となるなど、守備面での献身も特筆に値し、快勝劇の立役者となった。
 
 対する吉田は、2試合連続でCBの一角を担ったが、前節から中2日という過密日程の影響か、チーム全体に疲労の色が濃く、周囲のフォローが得られなかったのは確か。とはいえ、リャド・マハレズにミドルシュートを決められた場面では、その正面に立ちながらブロックし切れず、自身の右脇を通されたのは手痛いプレーだった。さらに岡崎が2点目のシーンでは、同胞FWに背後を取られ、鮮やかに決められた。
 
 61分にセットプレーからヘディングでゴールを挙げ、拙攻が続いたサウサンプトンにムチを入れたものの、DFリーダーとしては、悔やまれる4失点となった。
 
 明暗が分かれた両者には、このあとも過密スケジュールが待つ。大敗を喫した吉田は、中3日で昨シーズンの覇者チェルシーとの大一番が控える。かたや岡崎はクリスタル・パレスと、同じく中2日であいまみえる。
 
 はたして、ともにゴールを挙げた日本の両雄は次節もスタメン起用されるのか。引き続き、注目したい。

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