プレミアの水に慣れ始めた昨シーズンの後半戦からブレイクを果たしたザネ。グアルディオラも認める俊英は、獰猛な生物たちを凌ぐ武器を有している。 (C) Getty Images

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 強者揃いのプレミアリーグにおいても突出するスピードスターの脚力は、“地球上最強”なのかもしれない。英紙『サン』がマンチェスター・シティに所属するドイツ代表MFのレロイ・ザネの身体能力についてまとめている。
 
 サッカーについてあらゆる角度から迫る大衆紙サンがまとめたのは、現地時間9月30日のチェルシー戦(プレミアリーグ第7節)で、ザネが記録したトップスピードについてだ。
 
 この試合で3トップの左ウイングとして先発出場したザネは、持ち味の脚力をいかんなく発揮して相手の守備網を切り裂き、チームの勝利(1-0)に貢献した。そのプレーのなかでドイツ代表のヤングスターが記録した最高時速は「22.05マイル」だった。
 
 これに目をつけたサン紙は、さっそくレポートを掲載。「ザネが地球上で最速と言われるティラノサウルスよりも速い」と綴る。さらに解明されている科学的数値を取り上げて、ザネを他の動物とも比較して驚愕の事実を紹介している。
 
「ティラノサウルスの最高時速は約21マイルと言われている。それよりも速いのはヒグマの21.7だ。しかし、驚くべきことにザネの足はそれらを凌ぐ。彼は厄介な生物のなかに放り込まれても逃げ延びることができる」
 
 シロクマ(18.6マイル)やコブラ(20マイル)をも上回るスピードを誇るザネは、今シーズンの公式戦10試合で5ゴールと上々のスタートを切っている。まだ21歳と若く、伸びしろも十分に感じさせているスピードスターは、この先どこまで躍進するのか? 興味は尽きない。