新キャタピラー三菱では、2人でカートを引く姿が話題になった横峯

写真拡大

　先週の新キャタピラー三菱レディースでは、首位と１打差でスタートした最終日にスコアを伸ばせず、通算４アンダーの７位に終わった横峯さくら（19＝サニーヘルス）。初日・２日目とキャディを務めた中園美香さん（１９）に代わって、最終日は父・良郎氏がバッグを担ぐという話もあったが、大会２日目の終了後、宿舎に戻る車の中で横峯本人が翌日も中園さんで行くことを決めたという。

　「父が担ぐって言って、自分も悩んだけど結果的に昨日までやってくれたキャディで行こうと。流れというよりも、２日間やってきて相性も合っていたので、父は父で精神的には良いんだけど…。自分から突き放したじゃないけど、父に頼らないでやって行こうと（決めた）。」と、大会終了後の記者会見で、その微妙な胸の内を明かした。

　同席上で次週のヨネックスレディスのキャディについて聞かれると、「どうなんでしょうね？多分決まっていると思います」と話した横峯だが、その後、大江順一さんがやることが発表された。また、その翌週のゴルフ５レディスでは、大山志保、米山みどりなどのキャディを務める坂詰和久さんがキャディに内定している。その他にも、父・良郎氏をはじめ、大勢の候補が横峯のキャディに名乗りを上げている。

　キャディを生業とする人にとって、より優勝の確率が高い選手と組みたいと思うのは当然のこと。横峯のキャディ人気には、その実力に対する評価が隠されていることは確かだ。また、これまで父と２人３脚でゴルフをやってきた横峯には、専門家から見れば指摘したいポイントも数多くある。「なんとかしてやりたいという親心もあった」と、NEC軽井沢までキャディを務めた五町氏は語った。