「タバコ休憩」の不公平感を画期的な方法で解消しようとする会社がある。

「タバコ休憩」が問題に

喫煙するために席を外す、いわゆる「タバコ休憩」。

ファイザーの調査によると、一般社員が1日に取る「タバコ休憩」の回数は平均2.24回。1回あたり平均9.42分の「タバコ休憩」を取っているという。

出典:ファイザー資料

喫煙者だけが1日平均約20分も多く休憩を取っていることについて、非喫煙者から「不公平だ」と不満の声が出ている職場も多いようだ。

非喫煙社員に「6日」の有給

そんな「タバコ休暇」による不公平感を、画期的な制度で解消しようとする会社がある。

ダイレクトマーケティングコンサルティング事業などを手掛ける「ピアラ」は9月1日から、非喫煙者に対して年間最大6日の有休を与える「スモ休」を開始する。

「ピアラ」NEWS RELEASE

非喫煙者(勤務時間内外を含む)に1年間あたり6日分(1月あたり0.5日分)の特別有給を付与する。

社員の声がキッカケ

同制度が導入されたのは、従業員から「喫煙者は通常の休憩時間以外にも、1日数回業務を離れることがあり、非喫煙者との業務時間の差が問題ではないか?」という疑問の声が届いたのがキッカケだという。

同社は従業員が匿名で社長宛てに業務改善やクレーム等を報告できる「目安箱制度」を設けており、スモ休も従業員が同制度を利用して発案し制度化されたという。

社長宛ての「目安箱」

同社の人事・総務部に取材して、詳しい話を聞いた。

--「目安箱制度」を導入した経緯は?

社員数の増加に伴い、会社をさらに良くするための現場の意見が届けられるようにと、社長の発案で設置されました。

投稿された内容は社長のみが閲覧し、必ず何らかの対策を取らなければならないとされているそう。

これまでに同制度で「空気清浄機の設置」や「オフィスグリコの導入」「夏季休暇の制定」などが実現したという。

提供:ピアラ

社員の健康面を配慮し制度化

--「スモ休」実施に踏み切った経緯や狙いは?

社員の健康面を配慮して実施に踏み切りました。この制度をきっかけに喫煙者が禁煙をするきっかけになってくれればという狙いもございます。

提供:ピアラ

--特別有給の日数はどのように決めたのですか?

社員の行動予定管理を基に喫煙者の月間の小休憩時間を換算して決めております。

提供:ピアラ

スモ休で1人が禁煙

同社では早くも「スモ休」の効果が出ているという。

--社員の反応は?

実際にこの制度を受けて喫煙をやめた社員が1名おり、この制度をきっかけに禁煙する社員も少しずつですが増えております。

出典:ピアラ

「不平等感なく、働きやすい環境に」

「スモ休」に「目安箱制度」と、画期的な制度を積極的に導入する同社の「人事に対する考え方」を聞いた。

--大切にしていることは?

社員が不平等感なく、働きやすい環境にすることです。

会社に愛着を持って、前向きに仕事に取り組める環境にしていきたいと思っております。

提供:ピアラ