「松方のお兄ちゃんの“お別れ会”が決まらないんです。当初は、大手芸能プロが音頭を取り、お兄ちゃんが最後に所属していた『夢グループ』が主催するはずでした。それが、お兄ちゃんの最期を看取った“内縁妻”が難色を示したため、みんな手を引いてしまって……。このまま、“お別れ会”自体が消滅しそうなんです」(松方さんに世話になった知人)

1月21日、脳リンパ腫のために亡くなった松方弘樹さん(享年74)。当初は「4〜5月、桜の咲く頃に」と報じられた“お別れ会”が、暗礁に乗り上げているという。松方さんを看取った30歳年下の“内縁妻”山本万里子さん(44)がその原因と語るのは、ある芸能事務所関係者だ。

「もちろん“お別れ会”を開催するには、“妻”である山本さんの了解が必要です。ところが、彼女は『おやりになるならどうぞ。でも私は出席しません』と言うんです。じつはその理由になっているのが『夢グループ』の存在です。昨年2月、松方さんの病気を公表したのも『夢グループ』でしたが、じつは山本さんは事前にそれを聞かされていませんでした。それ以来、病床の松方さんのことはすべて山本さんが取り仕切り、『夢グループ』とは連絡を取らなくなってしまったんです」

松方の弟、目黒祐樹(69)の所属事務所もこう話した。

「お別れ会の話は聞いておりません。葬儀以来、奥さま(山本さん)からご連絡はありません」

山本さんは、最後まで入籍することなく“内縁妻”として松方さんを支え続けた存在。頭越しに“夫”の病状を発表されたとしたら、たしかにその悔しさはいかばかりか――。

『夢グループ』に問い合わせると、松方さんの個人事務所をバックアップしていた『フジパシフィックミュージック』に聞いてほしいと言う。さっそく担当者に取材した。

「5月末には開催したいという方向で、いまも話は進めています。ただ人手不足もあって、案内状の送付リストなどもまだできていないのは事実です」

このままファンとの“お別れ会”すら開けないとしたら、寂しすぎる――。