フレーバーは「グレープ」と「ピーチ」の2種類。(画像:江崎グリコ発表資料より)

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 江崎グリコは、21日に、新商品「ポッキー スクイーズ」を発売する。同商品は、果汁の割合が70%である。

 さて。ここまでの情報で「え?グリコがジュース出すの?」と思われた方が少なからずおられるのではないかと思う。少なくとも、筆者は最初、そのように誤解した。

 だが「ポッキー スクイーズ」は、果汁70%だが、ジュースではなく、スナック菓子である。グリコといえば知らぬ人もそうはいないであろうあの有名な「ポッキー」の、新しいラインナップとして期間限定販売される商品だ。

 このように果汁率の高いポッキーの商品化は、グリコとポッキーの歴史において初めてである。なお、基本的な構造は「プリッツにチョコレートがかかっている」あのポッキーのスタイルをあくまでも維持しており、チョコレートに大量の果汁パウダーを、プリッツに濃縮果汁を練り込むことで、このような高果汁スナック菓子を実現したらしい。この商品のために、新たな果実濃縮技術を開発したというから、かなりの力の入れようである。

 というか、このような果汁率が高いスナック菓子が、過去に日本で発売された例はほかにあるのだろうか?調べられる範囲で調べてみたが、果汁70%でかろうじて液状でない商品で見つかったのはゼリーが一つだけ、80%だと氷菓しか発見できなかった。保証はしかねるが、史上初なのではなかろうか。

 ちなみに、この商品について、ツイッター上でキャンペーンが展開されている。第一弾は既に終わっているが、第二弾の開催は2日〜5日。この商品について、「ポッキー史上最も○○」の、○○に該当する単語を考える、というものだ。「古い地層から発掘された」などの珍回答が第一弾では多数寄せられたそうである。

 さて、「ポッキー スクイーズ」の価格は税別180円、内容量は18本である。春夏にぴったりな爽やかな果実感があるとのことで、9月頃までの発売を予定しているという。