【米国はこう見ている】前田健太、ますますド軍に欠かせない存在へ 韓国人左腕の復帰に暗雲!?
2シーズンぶり復帰を目指す柳賢振に新たな故障?
今季からドジャースに加入した前田健太投手が好投を続けている。昨季終了後にフリーエージェント(FA)となり、ダイヤモンドバックスに移籍したザック・グリンキー投手の穴を埋めているとも評価されており、もはや名門球団に欠かせない存在となっている。
ドジャースの先発ローテーションでは、新たな不安材料が顕在化。故障で昨季からメジャーのマウンドに立てていない韓国人左腕の柳賢振投手が、股関節周辺の痛みを訴え、ブルペンでの投球練習を回避したとESPNが報じた。前田の活躍が希望の星となっている。
柳は2014年10月6日の地区シリーズ第3戦のカージナルス戦(1-3で敗戦)で先発してから、実戦での登板がない。2015年5月21日には肩関節唇損傷で手術を受けた。
すでにシミュレーテッドゲームで20球を投げ、復帰に手応えを示していたが、ここにきて新たな故障に見舞われたという。
ロバーツ監督も悩ましい? 「復帰してもらいたいが、健康な状態の彼が必要」
「我々は少しでも早く彼を戻したかったが、スプリング・キャンプ中に故障が再発し、今回のことが起きた。実際にはぶり返しだが、この怪我がどこまで深刻なのか分からない」
記事によると、メジャー移籍後、13、14年と最初の2シーズンで14勝ずつを挙げた左腕の度重なる故障について、デイブ・ロバーツ監督は悩ましい様子でこう語っている。
ドジャースは今季、前田とロス・ストリップリングという両ルーキー投手が奮闘しているが、昨季の最優秀防御率を誇ったグリンキーがダイヤモンドバックスに移籍したことで、柳の復活にかかる期待は大きかった。
「彼には復帰してもらいたいが、健康な状態の彼が必要だ」
記事では、指揮官がこう話したことを紹介している。最初の2シーズンでは、メジャー最強左腕のクレイトン・カーショー、そしてグリンキーに続いて、ローテーションの「3本柱」を形成した実力者は復活できるだろうか。