日本の運命の相手は死闘を制したイラク! 韓国がカタールの待つ準決勝へ《AFC U-23選手権》

写真拡大

▽AFC U-23選手権2016カタール大会の準々決勝2試合が23日に行われ、韓国とイラクが準決勝に勝ち進んだ。日本は、リオ五輪出場権を懸け、準決勝でイラクと対戦する。

▽ウディネーゼのDFアリ・アドナンなど主力選手が不在のイラクと、混戦となったグループステージを首位通過したUAEの準々決勝。イラクが優勢に試合を運ぶ一方、UAEがセットプレーから決定機を作る。

▽17分、右CKをショートコーナーで始め、ボックス右のMFアブドゥラ・モードがゴール前に入れたボールにFWサイードが合わせる。しかし、ゴールライン上でサッファ・ジャバールとGKタリブにクリアされた。その後はイラクがチャンスを作りきれず、ゴールレスのまま前半を終える。

▽迎えた後半も拮抗した展開が続き、69分にUAEのサイードが左足で豪快なシュートを放つも、GKシャンビフにCKへと逃げられる。それでもUAEは75分、右サイドに抜け出したアラクベリがグラウンダーのクロスを供給。このボールにサイードが反応し、対応を試みた相手DFに当たってゴール左に吸い込まれた。

▽先行されたイラクだったが、直後に追いつく。77分、ボックス内でUAEのDFスプールがクリアミスを犯すと、ボールを奪ったアリ・ヒスニがゴールに蹴り込んだ。その後は互いに勝ち越しゴールを奪えず、試合は延長戦に突入した。

▽すると、延長前半にイラクが勝ち越す。103分、FKでのパワープレーからこぼれ球を拾い、最後はボックス左に抜け出したFWカッサールが落ち着いてゴール左上に決めた。結局、延長後半にセットプレーから許したUAEの決定機を凌ぎ、試合終了間際に加点したイラクが死闘を制した。

▽また、同日に行われた準々決勝の韓国vsヨルダンは、1-0で韓国が勝利した。韓国は23分、ボックス内のこぼれ球をMFムン・チャンジンがゴールに蹴り込んで先制。ヨルダンが後半にネットを揺らすもオフサイドの判定で取り消しとなり、最後まで1点のリードを守りきった韓国が準決勝に進出した。

▽ベスト4に進んだのは、日本、カタール、イラク、韓国の4カ国に決定。準決勝は26日、22:30から日本vsイラク、25:30からカタールvs韓国が行われる。準決勝以降の日程は以下の通り。

◆AFC U-23選手権決勝トーナメント日程

▽1/26(火)

《22:30》

日本 vs イラク

《25:30》

カタール vs 韓国

▽1/29(金)

《23:45》

3位決定戦

▽1/30(土)

《23:45》

決勝