ロッテで守護神として活躍した小林雅英[Getty Images]

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 ロッテは3日、戦力外選手を発表。中後悠平、上野大樹、服部泰卓、小林敦、植松優友、矢地健人、川本良平、早坂圭介の8選手に来季の契約を結ばない旨を伝えた。

 このことによって、ロッテにひとつの“危機的状況”が浮上している。チームの所属選手から「小林」がいなくなる可能性が出てきていることだ。

 ロッテといえば、“幕張の防波堤”ことかつての守護神・小林雅英や、先発として2ケタ勝利を4度記録した小林宏之など、これまでなぜか不思議と「小林」姓の選手が多く存在していた。

 「小林」のリレーが始まったのは、88年の小林茂生から(※下記参照)。以来一度も途切らせる事なく、チームには常に「小林」姓の選手が所属していた。もしこのまま行けば、コーチには小林雅英が所属しているものの、「小林選手」はいなくなる。チームとしては実に29年ぶりの事態が迫っているのだ。

 危機と書くと大げさではあるのだが、偶然か必然か…これほどまでに長く繋がれてきたバトンが途切れるとなると、今後の展開が気になってきてしまう。

 果たして、ドラフトやこのあとのストーブリーグでロッテに新たな「小林」が現れるか。オフのひとつの注目ポイントとなりそうだ。 

◆ ロッテの「小林」の歴史

・小林茂生(投手/88〜93)

・小林昭則(投手/90〜96)

・小林 至(投手/92〜93)

小林宏之(投手/97〜10)

・小林亮寛(投手/98〜02)

小林雅英(投手/99〜07)

・小林敦司(投手/01)

・小林憲幸(投手/08〜09)

・小林 敦(投手/11〜15)