澤だけじゃなかった!女子サッカー選手のベストカップルたち
ワイドショーでは連日、澤穂希選手と辻上裕章氏の結婚について報じている。かつてベガルタ仙台でサイドバックとしてプレーしていた辻上氏は、現在ベガルタ仙台の強化・育成部として活躍している。
男子サッカー選手と、セクシーな芸能人というカップルは良く聞かれるが、では、女子サッカー選手のお相手はどんな人なのだろうか?今回は、女子サッカー界を代表する名カップルを紹介しよう。
ミア・ハム
ワンバックら現アメリカ女子代表の前のスター選手といえば、ミア・ハムだろう。男子顔負けの技術、パワーを兼ね備え2001、2002年とFIFA年間最優秀選手に輝いた。
ハムはこれまで2度の結婚をしており、現在の夫はかつてMLBで活躍したノマー・ガルシアパーラ。現役時代の通算打率は、.313。首位打者2回、シルバースラッガー賞1回、MLBオールスター選出5回と輝かしい活躍を残した元メジャーリーガーだ。ガルシアパーラは、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスなどでプレー。
現在は、グレース・イザベラとアヴァ・キャロリーヌの双子の姉妹と長男ギャレット・アンソニー、合計3人の子供に恵まれている。 もっとも有名なカップルと言えよう。
大儀見優季
2011年の女子ワールドカップでは「永里優季」であったが、同大会で優勝後に大儀見浩介氏との結婚を報告した。
ロンドン五輪より「大儀見優季」登録となっているが、最初は呼び慣れない感じがあったのは筆者だけだろうか。
夫の大儀見浩介氏は、メンタルトレーニングコンサルタントとして株式会社メンタリスタの代表取締役を務める実業家だ。
サッカー選手としては東海第一中・東海第一高・東海大と内部で進学をしている。中学時に高原直泰らと全国制覇、高校時には鈴木啓太と同僚でサッカー部主将を務めた。
大儀見選手とは東海大のゼミで出会ったという。
中川理恵
岡山湯郷Belleで高校生時からプレーしてきたFW。大阪体育大卒業後再び岡山でプレーしてきたが、2011年に結婚のため引退を発表、翌2012年3月に結婚した。
お相手は当時、柏レイソルでプレーしていた橋本和で2015シーズンより浦和レッズでプレーしている。橋本は、青森山田高から大阪体育大に進学しており中川夫人とは先輩、後輩にあたる。
2014年には長女を出産し、1児の妻となっている。
大竹七未&夕魅
14歳で読売日本サッカークラブ・ベレーザに入団して双子の姉妹。
夕魅はU-21日本代表経験があるものの18歳に現役を引退、2003年に元日本代表MF三浦淳宏と結婚した。二人とも背番号6であり、ポジションもサイドという共通点がある。
一方の七未は日本代表として45試合に出場、引退後は解説者などを務めている。2012年に同じサッカー選手の弦巻健人と結婚した。
弦巻は、かつてヴェルディのユース時代に10番をつけその類まれな技術から注目を集めてきた天才。トップチーム昇格後は出場機会に恵まれず、水戸ホーリーホック、松本山雅などでプレーした。
2014年にタイのアユタヤでプレーし、今年4月に現役引退を発表した。
ファトミレ・バイラマイ
コソヴォ系ドイツ人で、ドイツ代表として2007年の女子ワールドカップで優勝を経験している。独特のリズムを持つドリブルが得意なサイドアタッカーだ。
バイラマイのお相手は宮市亮のチームメイトでもあるザンクト・パウリ所属のエニス・アルシ、こちらもコソヴォ系ドイツ人でドイツU-20代表、コソヴォA代表などのキャリアを持つ。
2012年9月には二人共十字靭帯を怪我するという悲劇に見舞われたが、これを乗り越えて2013年12月に結婚をしている。
2015年女子ワールドカップの前に妊娠を公表、同大会への参加はしなかった。「シンプルなこと。サッカーよりも大事なものがある」と彼女は言う。
アレックス・モーガン
2013年に新設されたCONCACAF女子年間最優秀選手賞の初代受賞者。カリフォルニア大学バークレー校時代から注目を浴びアメリカ女子代表に選ばれていた。
2012年ロンドン五輪金メダル、2015年女子ワールドカップ優勝とミア・ハム、アビー・ワンバックらの系譜を受け継ぐ選手で、「ベイビー・ホース」の異名をとる。
カルフォルニア大学時代に男子チームでプレーしていたセルバンド・カラスコ(オーランド・シティ所属)と長年付き合っており、昨年12月31日に結婚した。
ミーガン・ラピノー
アメリカ女子代表として数々のタイトルを獲得してきたラピノー。先発出場、途中出場を問わずMFとして攻撃のリズムを変えてきた選手だが、ロンドン五輪の前に『Out』誌のインタビューに対して同性愛者だと告白している。
当時のパートナーは、オーストラリア女子代表のサラ・ウォッシュで2009年に同じアメリカの国内リーグでプレーしていた時からの付き合いだった。しかし、ウォッシュが母国オーストラリアでプレーすることになって遠距離恋愛に発展したことが原因か破局した。
現在はシンガーソングライターのセラ・カフーンと付き合っており今月7日に婚約を発表したばかり。
アビー・ワンバック
パワフルなプレーぶりから何度も日本代表を震えあがらせたアメリカ代表のエースストライカー。2015年女子ワールドカップで念願の優勝を果たした。
アメリカ女子代表通算183得点は、ミア・ハムを越えて世界最多得点記録となっている。
2013年10月、アメリカ女子代表でチームメイトだったサラ・ハフマンと同性結婚をした。
サラ・ハフマンは、ワシントン・フリーダム、マジックジャックなどでワンバックとチームメイトだったMFで「ハフィー」の愛称で知られている。
セリア・シャシッチ
2015年の女子ワールドカップで6得点をあげ得点王に輝いたドイツ代表ストライカー。しかし、大会後に「学業や家族との時間を大事にしたい」と引退を発表した。
カメルーン人の父とフランス人の母の間に生まれセリア・オコイノ・ダ・エンバビという名前だったが、クロアチア人サッカー選手のマルコ・シャシッチと2013年に結婚しセリア・シャシッチを名乗る様になった。
2013-14シーズン、2014-15シーズンの女子ブンデスリーガ得点王であり、所属するフランクフルトでは安藤梢とチームメイトであった。
ただ、夫のマルコ・シャシッチはプレー歴が不明でプロのサッカー選手ではないのかも知れない。夫の父親であるミラン・シャシッチはドイツ下部リーグで長く監督業を務めている。
総評
こうしてみると、男子のサッカー選手がモデルやタレント、アナウンサーといった色気や可愛さに長けた女子をセレクトするのに対して、女子のサッカー選手は、同じアスリートしかもそれに加えて人間性・実績などを加味したスーパーな人材を選択していることが多い。もしくは、先輩後輩の間柄も多く学生時代からの勝手知ったる仲が、気が付いたら発展していたというパターンだ。
澤選手も辻上氏とは兼ねてから友達であったという。辻上氏自身も12日の記者会見にて「澤選手がなでしこジャパンに選ばれず苦しんでいる時に同行していたが、それが違う形のサポートになったのかな。」と述べている。
そんなスーパーカップルだからこそ、外野から見るとどうしてもDNAを受け継ぐ子供たちに期待をしてしまうがそれは野暮というものか。皆さんお幸せに!!