学生の窓口編集部

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日本全国に方言があるように、ものの呼び方も地域によってまったく違うと知っていましたか? 今まで当たり前のように使っていた呼称なのに、出身地が異なる人と会話をすると、「それってなんなの?」と聞き返されてしまうことも。

そこで今回は、地域によって呼び方が違うものについて読者432名に聞いてみました。

Q.地域によって呼び方が違うものを教えてください(複数回答)
1位 絆創膏(バンドエイド、サビオ、カットバンなど) 38.9%
2位 体調が悪い状態(えらい、しんどい、だるい、こわいなど) 23.8%
3位 今川焼き(大判焼き、回転焼き) 19.0%
4位 ものもらい(めばちこ、めんぼ、おひめさん) 17.6%
5位 自転車(ケッタ、チャリンコなど) 8.1%
5位 じゃんけんのかけ声(じゃんけんぽん、いんじゃんほいなど) 8.1%

■絆創膏
・「他の地域と違うと大人になってから知った」(38歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「カットバンで通じると思っていた」(43歳男性/情報・IT/技術職)
・「サビオと言って通じなかったことに驚いた」(26歳女性/食品・飲料/技術職)

■体調が悪い状態
・「上司が『えらいわー』と言っていたので、だれをほめているのかと思ったことがある」(27歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「『しんどい』が方言だとは知らなかった」(27歳女性/生保・損保/専門職)
・「友達が『だやい』とか言ってた」(22歳男性/商社・卸/営業職)
■今川焼き
・「今川焼きは関東でしか言わないと聞いたことある」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「食べたことがないものだと思って期待していたら、がっかりしたことがある」(28歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「京都にロンドン焼きというお店があるので、ロンドン焼きって言います」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)

■ものもらい
・「ものもらいになって眼帯をしていたとき、『めばちこ?』と聞かれてなんだか分からなかった」(28歳女性/医薬品・化粧品/事務系専門職)
・「自分が関西から関東に越してきて、違いに驚いた」(38歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)
・「新潟で『めふんぐり』」(43歳女性/医療・福祉/専門職)

■自転車
・「ケッタは大学生になるまで標準語だと思っていた」(46歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「関東圏の人にケッタと言っても通じなかった」(22歳男性/情報・IT/技術職)
・「名古屋では有名」(23歳女性/生保・損保/営業職)

■じゃんけんのかけ声
・「じゃんけんは聞いたことがある」(26歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)
・「これは地方によってかなり差がある」(32歳女性/金融・証券/営業職)
・「教科書にも出ていた」(30歳男性/情報・IT)
■番外編:いったいどれが正式名称なの?
・凍らせて半分に折って食べる棒ジュース(チューペット、ポッキンアイスなど)「周りはポッキンアイス派で、自分だけチューペット派だった」(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・米を膨らませた菓子(ぽん菓子、爆弾あられ、どんなど)「私のとこは『ぱんぱんこせんべい』と言っていたので、まったく周りに通じませんでした」(45歳女性/医薬品・化粧品/販売職・サービス系)
・自転車の補助輪(こま、たま、わっかなど)「関西のブロ友の人が、普通に『こま』と書き綴っていた」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)

●総評
1位は「絆創膏」でした。地域による呼び方の違いは、商品の販路によるみたいですよ。「バンドエイド」と呼ぶのは関東地方と愛知、大阪、京都、兵庫など。「サビオ」は北海道と和歌山、広島。「カットバン」は東北地方と広島を除く中国地方、四国や九州の一部などで一般呼称として浸透しています。

ほかにも「リバテープ」(主に九州)や「キズバン」(富山)があるとのこと。