『本で床は抜けるのか』。なんて内容が分かりやすいタイトルの本!本が自然と増えてしまう人なら、一度は不安になってしまうこの問題について予想外の展開を含みながら迫り、それがついに1冊の本になってしまった大記録だ。家が崩落して死にかけた人、電子化した人、書庫を建てた人。捨てられたり寄贈された本、地震や津波で崩れた本や読めなくなった本。広がっていく取材を通して、嫌になるぐらい「本とは何か」ということが現れ