「さるかに合戦」は誰もが知っている昔話だと思う。持っていたおにぎりと、さるの柿の種を交換したカニ。カニが植えた柿は大きく育ち、実がなる。ずる賢いさるはその実を自分だけ食べて、カニに堅い柿をぶつけて殺してしまう。カニの子供と、栗・臼・ハチ・牛糞が、さるを殺して仇討ちをする。両者共に死んでいる。壮絶な話だ。改めて最近の絵本を調べてみた。平成以降になってからは「カニは柿をぶつけられて怪我をする」というも