解散の日すら自分で決められない10月9日午後、天皇の詔書が読み上げられ、万歳三唱をもって衆議院が解散された。15日公示、27日投開票の総選挙が、事実上幕を開けた。だが、総理の「伝家の宝刀」とされる解散すら、石破茂の望んだタイミングではなかった。全国紙政治部記者が解説する。「石破さんは当初、総選挙は11月10日投開票で考えていました。総裁選でもさんざん『解散は予算委員会を開いてから』と主張していた。公明党も10