兵庫県の斎藤元彦知事が県議会から不信任決議を突き付けられたが、パワハラなど一連の疑惑解明は進んでいない。県議会の調査特別委員会(百条委員会)は、疑惑を告発する文書を作成した職員(7月に死亡)を公益通報者として保護せず、処分した経緯についても斎藤氏を追及したが、関係者の証言に食い違いも目立つ。今後の展開によっては、疑惑がうやむやになる懸念も残る。斎藤氏はこれまでに2回、百条委の証人尋問を受けた。