一向に解消しない北朝鮮の医薬品不足。1990年代の「苦難の行軍」の頃に国営製薬工場が操業を停止したことから深刻化し、中国からの輸入に頼るようになった。北朝鮮が2020年1月、新型コロナウイルスの国内流入を防ぐために、鎖国措置に踏み切り、一切の輸入ができなくなったことでより一層深刻なものとなり、医師が手作りした薬を使ったり、代用品として麻薬に依存したりする事態となった。(参考記事:一家全員、女子中学校までが