高価格帯ブランド含めて、中国での売れ筋ブランドが苦戦を強いられている(撮影:今井康一)資生堂中国事業に暗雲が漂っている。「処理水の影響は売上高で約340億円、利益で200億円にのぼるとみられる。期初には想定していなかった市場変化だ」と横田貴之CFO(最高財務責任者)は説明する。11月10日、資生堂は今2023年12月期の業績下方修正を発表した。今期売上高予想は前期比6.3%減の1兆円から、同8.1%減の9800億円へ引き下げ