◆これまでのあらすじ高橋和樹(31歳)は、父親譲りの声を褒められることが多かった。父親の広司とは不仲な状態が続いていたが、ある日、父が突然倒れてしまう。病院に行く前に実家に寄ると、家の電話が鳴る。和樹が受話器を取ると、ハスキーな女の声で「産むことにした」と告げられ…。▶前回:突然かかってきた1本の電話。聞き覚えのある女の声で「産むことにする」と報告され男は…声の主【後編】「先生の件、大変だったな