日本では公共サービスの「民営化」が進んでいる。2018年には改正水道法が成立し、一部地域で水道事業の民営化が始まっている。公共政策研究者で、この7月に女性として初の杉並区長となった岸本聡子さんは「海外ではむしろ『再公営化』がトレンドになっている。民営化すれば、料金が安くなり、サービスが向上するとは限らない」という――。※本稿は、岸本聡子『水道、再び公営化!』(集英社新書)の一部を再編集したものです。※