子どもが生まれた時期によって父親を推定する「嫡出推定」の見直しや、女性だけに義務付けられた「再婚禁止期間」の廃止を盛り込んだ民法改正案の要綱案がこのほど、法制審議会の部会でまとまった。今回の見直しは、明治時代の民法制定以来となるもので、報道によると、2月14日に古川禎久法務大臣に答申され、法務省は2022年度中の改正案成立を目指しているという。今回の見直しの意義と今後の課題について、家族法にくわしい榊原