2020年1月のコロナ鎖国以降、北朝鮮国内では食糧や生活必需品の不足が深刻化している。人々は生き抜くために、勤め先の工場や行政機関などの備品、設備などを盗んで売り払い、食べ物に換えている。窃盗の理由はそればかりではない。上からの圧力に耐えかねた末の犯行も少なくないのだ。「物資と設備の泥棒が増えて社会が混乱している」と述べた平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、最近起きた窃盗事件について