夫の一族からの長年にわたる“嫁いじめ”が判決で認定された裁判員裁判が2021年にあった。 息子(13=当時)と娘(10=同)を殺害したとして殺人罪に問われていたのは、タイ国籍の実母、フルカワ・ルディーポン被告人(41=同)。裁判員裁判は昨年6月、東京地裁立川支部で開かれていた。裁判では異国の地で奮闘していた一人の女性が、夫やその家族に疎まれ、精神的に追い詰められていったことが明かされていった。(ライター・高橋