2010年半ばからブームとなった「丁寧なくらし」。だが、その言葉に抵抗を感じる人も少なくない。現状は多くの人が“生きるため”に必死に働いている。そもそも“健康で文化的な生活”すら送れていない人も。金銭的に余裕がないと、心に余裕は生まれない。貧困、格差問題を取材し続け、自らも“隠れ貧困”の家庭で育ったという『年収100万円で生きる―格差都市・東京の肉声―』の著者でフリージャーナリストの吉川ばんびさんが、