今から6600万年前の白亜紀末、現在のユカタン半島北端に衝突した直径十数kmとも推定される天体は、当時の生物の7割以上に及ぶ大量絶滅の原因として有力視されています。この衝突によって形成されたチクシュルーブ・クレーターの研究を通して、天体衝突が生命の誕生に影響していた可能性を示した研究成果が発表されています。■チクシュルーブ・クレーターの底では広範囲に渡る熱水活動が100万年ほど続いていたとみられる天体衝突に